背中ニキビはなぜできる?
ホルモンバランスの乱れ
思春期やストレス、女性の場合は生理などによってホルモンバランスが乱れるとニキビができやすくなってしまいます。皮脂を分泌するホルモンがたくさん分泌されるのでニキビにつながるというわけです。
過剰な皮脂分泌
背中は皮脂腺が多く、皮脂が過剰に分泌されやすい部位なのでニキビができやすくなってしまいます。また、背中の肌は通気性が悪いため、皮脂が詰まりやすくなるので清潔に保つようにしましょう。
細菌や炎症
ニキビが発生する一因として細菌や炎症が関与しています。皮脂の過剰分泌によって毛穴が詰まると、そこに常在菌が繁殖しやすくなります。細菌や炎症の存在が背中ニキビの悪化を助長することも可能性もあるでしょう。
摩擦
背中には洋服やバッグなどの摩擦が加わることがあります。摩擦によって肌の表面が刺激を受け、毛穴が詰まりやすくなることがあります。特にタイトな衣服や合成素材の洋服、肌に密着したバッグの使用は、背中ニキビの発生を促す可能性があるので注意してください。
背中ニキビの種類と特徴
背中ニキビにはいくつか種類があります。これらを参考に自分のニキビやニキビの進行度を確認してみると良いでしょう。
白ニキビ(閉塞性粉瘤) | 毛穴の詰まりにより白く膨らんだニキビ。 |
黒ニキビ(開放性粉瘤) | 毛穴の詰まりが酸化し黒くなったニキビ。 |
脂漏性角化症 | 褐色や黒っぽい色味で少し盛り上がりがあるのが特徴。基本的には痛みやかゆみなどはない。 |
結節性ニキビ | 紫ニキビともいわれ、腫れてくると毛穴の周囲まで炎症を起こす可能性がある。 |
背中ニキビに生活習慣や環境が与える影響
背中ニキビの発生にはこのような生活習慣や環境の要素が関与しています。
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・ストレスや精神的な不安
・不適切な食生活や栄養不足
・汗や皮脂の増加
・摩擦や圧力(衣服やバッグなど)
ストレスや偏った栄養バランスの食生活など、一般的なニキビにも言える原因ですが、これは背中ニキビにも当てはまります。
背中ニキビ特有の問題として、衣服の擦れやバッグの擦れなどによる刺激がニキビにつながってしまう可能性があるので注意しましょう。
背中ニキビの予防と対処法
背中をやさしくあらう
背中を洗う際はしっかりと泡立てて優しく洗うようにしましょう。強くこすったり熱いお湯で流したりしないようにしてください。また、すすぎ残しがないようしっかりと洗い流すことが大切です。
背中の保湿
保湿剤を選ぶ際にはオイルフリーのものや軽いテクスチャーのものを選ぶようにしましょう。ベタつきを感じることなく肌を保湿することができます。
背中の日焼け対策
外出時は、背中も含めて日焼け止めをしっかりと塗布しましょう。SPF30以上の広範囲に効果のある日焼け止めを選ぶと良いですね。特に夏や日差しが強い季節や場所では、帽子や日傘、UVカットの衣類を着用することも重要です。