- 種類別のニキビ跡ができる原因
- セルフケアでニキビ跡を治療する方法
- ニキビを医療機関で治療する方法
- ニキビ跡治療の注意点
高校生ニキビケアには、まずは美容内服薬をオススメします！
種類別！高校生の気になるニキビ跡の原因は？
高校生は皮脂分泌が盛んなので、思春期ニキビができやすい傾向にあります。ニキビができた肌の状態やケア方法によって、どのようなニキビ跡になるかが決まりますよ。
あなたが気になるニキビ跡にならないように種類別の原因を見ていきましょう。
赤みのあるニキビ跡ができる原因
赤みのあるニキビ跡の原因には、ニキビの炎症が深くなってしまった場合や、ニキビをつぶしてしまうことでできてしまいます。
ニキビの炎症がひどくなると、周囲の血管が拡張し、炎症部位に赤みが生じることがあります。また、ニキビをつぶすことで、炎症が広がってしまうことで赤みのあるニキビ跡ができることがあります。
過剰な紫外線やストレス、食生活の乱れ、睡眠不足なども、ニキビ跡を悪化させる要因になる場合があります。
一般的に、赤みのあるニキビ跡が治るまでには2〜6ヶ月程度かかるとされているので、早めに皮膚科などで治療を受けると良いでしょう。
色素沈着したニキビ跡ができる原因
色素沈着したニキビ跡は、炎症が起こった際に、炎症部位にメラノサイトという色素細胞が過剰に作られることによって発生します。
また、紫外線による刺激や、過度なニキビケアによっても色素沈着が生じることがあります。
色素沈着したニキビ跡は、炎症が治まった後にもしばらくの間残り続けることがあるので、そうなってしまわないように日ごろから気を付けていくようにしましょう。
クレーター状のニキビ跡ができる原因
クレーター状のニキビ跡ができる主な原因は、ニキビが深く皮膚内部に炎症を引き起こすことによる繊維芽細胞の破壊や、ニキビを無理に潰したことによる皮膚組織の損傷です。
肌の真皮には細胞の修復機能がありますが、修復の過程でうまく再生されなかった部分に皮膚の凹凸が生じるのです。また、完全に治すことが難しくなってくる段階でもあります。
しこりのようになるニキビ跡ができる原因
しこりのようになるニキビ跡は、炎症が深く進行して周囲の組織を傷つけた結果、瘢痕組織が形成されたためです。
つまり、炎症が長い期間続くことで破壊された組織を修復しようと肌のコラーゲンが過剰に作られることが原因でしこりのようになるんです。
このしこり状になるニキビ跡は、治療を受けない限り自然治癒することは難しい場合があるので、そもそもニキビ跡を作らないというのが大事になってくるでしょう。
セルフケアで思春期のニキビ跡を消す方法！
ニキビがやっと治ったと思ったら、ニキビ跡が残ってしまった。もしそうなってしまったら、今できるスキンケアが気になりますよね。
炎症のひどくないニキビ跡であれば、肌のターンオーバーを整え、過剰な皮脂対策をすることできれいになることもあります。ただセルフケアではどうしても時間がかかってしまうということは覚えておきましょう。
セルフケアはあくまで症状を軽減する程度の効果です。
根本的なケアにはなりにくいですが、やっておくことをお勧めします！
紫外線対策
紫外線は肌に強い刺激やダメージを与えて、肌のターンオーバーの乱れの原因になり、肌の老化や色素沈着を引き起こしてしまいます。日焼け止めを使用することはもちろん、帽子やサングラス、日傘などで肌を保護しましょう。
また、紫外線によるダメージを修復する成分が入ったスキンケアアイテムも使い、紫外線対策を徹底しましょう。
肌に優しいノンコメドジェニックの日焼け止めを使用するのもおすすめです。
洗顔での摩擦を減らす
洗顔ではしっかりと手のひらやネットを使って泡立ててから洗うようにしましょう。顔をでごしごしと手でこすって洗ってしまうと、肌を傷つけてしまい、炎症を起こしてしまうことがあります。
洗顔後にタオルで顔を拭く際には、軽く押さえる程度にし、摩擦を減らすようにするといいですね。
またマスクを着けていたり、髪の毛が長い・下ろしているという理由で肌に当たっている場合は刺激を与えてしまっているので、気を付けてみるといいでしょう。
しっかり保湿する
肌が乾燥してしまうと、皮脂が過剰に分泌されてしまい、ニキビの原因になります。そのため、しっかりと保湿をしてニキビ跡になる前にニキビを作らないということを意識しておくといいでしょう。
しかし、過剰な保湿は、毛穴を詰まらせることになり、かえって肌トラブルを招くことがあるので、適切な保湿を心がけましょう。
ニキビに悩んでいる高校生は、皮脂が多いタイプのことが多いので、水分と油分のバランスの良いさっぱりしたタイプの化粧水を使用するのがおすすめです。また、ニキビ肌用の薬用化粧水を使うのもいいですね。
どんなふうに商品を選んでいいかわからないという方や、肌が敏感で自分の肌に合っているかわからないという人は皮膚科を受診してみるのもいいかもしれません。
栄養バランスを考えた食事を摂る
ニキビ跡にならないため、そして、すでにできてしまったニキビの進行を抑えたり改善するためにバランスの良い食生活をしましょう。
ビタミンBやビタミンC、ビタミンEなど、ここに書いている成分以外にもさまざまな栄養素をバランスよく摂取するようにしてください。
栄養素は単体で効果を十分に発揮するわけではなく、組み合わせによってより効果が出るので偏りなく摂取していけるようにするといいですね。
| 成分 | 効果 | 多く含まれている職アイ |
| ビタミンB2 | ニキビの原因である皮脂の分泌をコントロールする | 納豆・牛乳・青魚・牛肉・豚肉など |
| ビタミンB6 | 皮膚炎の予防効果 | 鮭・いか・いわし・さんま・バナナなど |
| ビタミンC | 抗酸化作用がありビタミンBとともに肌の再生をサポートする効果 | トマト・いちご・レモン・キウイなど |
ニキビ跡を治すためのスキンケア
赤みのあるニキビ跡→赤みを抑えるビタミンC配合のローションやクリームをたっぷり塗るのが効果的とされています。ドラッグストアにあるものからデパコスの美容液まで様々なものがあるので、配合されている成分を確認して使ってみるといいでしょう。
化粧品以外にもニキビやニキビ跡の状態に合った市販の塗り薬を活用してみるのもいいかもしれません。
肌に深いダメージを与えてしまったニキビ跡も、早めにビタミンC誘導体やピーリングなどのケアをすることが大切です。
上記の対策をしても、ニキビ跡は一度できてしまうとなかなか治すことができません。
ニキビ跡が残らないように、適切なニキビ治療を皮膚科で受けることがとても大切になってきますね。
ニキビ跡を自力で消すのは難しい？
赤みのあるニキビ跡や茶色い色素沈着したニキビ跡であれば時間が経つと治ることもあります。自力でニキビ跡を治すために長い期間が必要だということは知っておいた方がいいでしょう。
そのため、早く治したいという人は皮膚科での治療を受ける方がいいです。また、クレーター状のニキビ跡やしこりのようなものができたニキビ跡の場合は自力で治すことが難しいので皮膚科での治療を受けるようにしてください。
ニキビ跡を皮膚科や美容皮膚科で消すときはどんな治療方法がある？
| 皮膚科 | 保険適用でニキビやニキビが悪化して炎症にならないような、塗り薬や内服薬を処方される。 |
| 美容皮膚科 | 保険適用はされないが、ニキビ・ニキビ跡やきれいな肌を目指すための治療ができる。 |
皮膚科ではニキビは尋常性ざ瘡と呼ばれており、それを治療するために保険適用がされます。しかし、美容皮膚科では美肌を目指すところになるので保険適用はされないという違いがあります。
次はニキビ・ニキビ跡の代表的な3つの治療を紹介していきますね。
若い方のニキビ治療の場合、個人的には内服薬を利用した内側からの治療をまずはお勧めしますが一応美容施術もご紹介しますね！
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、肌表面に化学薬品を塗り、角質層を削り取ることで、肌を再生させる治療方法です。主にニキビ跡やシミ、しわ、肌荒れなどを改善するために使用されます。
治療後は、日焼けや刺激を避け、紫外線対策をしっかりと行うようにしましょう。施術後は、肌が敏感になっているため、自己処理や化粧品の使用にも注意が必要です。
1回の施術でかかる時間は大体15分程度で、2週間に1回くらいの定期的な治療を行うことでより効果を発揮しやすくなります。
レーザー・光治療
レーザー・光治療とは、医療機関で行われる、高エネルギーのレーザーや光を用いた治療法です。ニキビ治療には、レーザーでニキビ跡を磨り減らす「レーザートーニング」と、光を照射してニキビ菌を減少させる「光治療」があります。
レーザーや光を使用するため、レーザー・光治療を受ける前には、日焼けや美容整形、アレルギーの既往歴、薬剤の使用歴などを医師に伝える必要があります。また、治療後は日焼けを避け、保湿をしっかり行い、炎症を起こさないように注意することも必要です。
ダーマペン
ダーマペンは、細かな針を使って肌表面に微細な穴を開け、コラーゲンやエラスチンなどの再生を促す美容治療法のひとつです。
治療対象は、ニキビ跡やシワ、毛穴の開き、肌のくすみやたるみなどが挙げられます。治療を繰り返すことで、肌が再生されるため、美肌効果が期待できます。
施術前には医師とのカウンセリングを受け、治療のリスクや副作用などを確認するようにしましょう。
美容内服薬
にきび・ニキビ跡は内服薬での治療の効果を期待できます。ただし、市販薬と処方薬では内服薬としての効果に差があります。
処方薬の場合はニキビを治すために殺菌したり炎症を抑える薬などがありますが、市販のものはビタミンを補ったり、ニキビ用の薬でないものがほとんどです。
そのため、しっかりと効果を実感するためには医師に処方してもらえる内服薬をお勧めします。
ニキビ跡を消す治療は未成年でもできる？注意点は？
未成年でも美容皮膚科の治療はできます。しかし、3つ注意点があるので確認しておくようにしましょう。
ニキビ跡を消す時の注意点①親権者の同意が必要
美容医療は病気やけがの治療ではなく美容が目的のものなので、契約の際に親権者の同意が必要という場合が多くあります。来院する当日には保護者の方と一緒に行くようにしましょう。
場所によっては、ホームページから同意書をダウンロードできるところもあるので、事前に親御さんに相談し同意書に記入してもらうというのもおすすめです。
未成年者の場合、オンライン診療でも保護者の同伴が必要なクリニックが多いので親御さんにも同席してもらいましょう。
ニキビ跡を消す時の注意点②ダウンタイムの期間を考慮する
美容皮膚科でのニキビやニキビ治療の時に、忘れてはいけないのが施術後のダウンタイムです。未成年に限らずダウンタイムはありますが、やはり気になるという人は多いので念のためどれくらいの期間ダウンタイムがあるのか把握しておきましょう。
ニキビ跡を消す時の注意点③カウンセリングでメリットデメリットまで把握する
美容皮膚科での治療のメリット
美肌になるために、様々な治療の説明をしっかりしてもらえ、生活スタイルや希望に合わせた治療を選択できる。治療内容や通院する間隔、料金などで疑問点があればその場で納得するまで聞くことができて安心。
美容皮膚科での治療のデメリット
美容皮膚科では保険診療が効かないため、料金がどうしても割高になってしまいます。美容医療はとてもデリケートな治療で技術も高度なものが多いです。
美容皮膚科のクリニックによって使う機材や治療方法も色々あるので、カウンセリングで良かれと思って勧められた治療でも「本当に今の自分に必要な施術か」ということを考えてくださいね。
クリニック選びで見ておきたいポイント
美容皮膚科での治療のメリットとデメリットを理解した上で、親御さんと一緒に治療内容を決めていきましょう。実際にカウンセリングを受ける際には、以下の項目を参考にしてみるといいでしょう。
-
✔ 必要な費用の明細をきちんと説明してくれるのか。
✔ 不安や疑問に耳を傾けてくれ、寄り添った対応をしてくれるか。
✔ 美容医療分野での医師実績の確認
✔ 薬剤の説明をしっかりしてくれるか。
上記のチェックにあてはまれば、納得して治療できるクリニックの可能性が高いですよ。
私が厳選した美容クリニックをチェックしてみてくださいね！
ニキビやニキビ跡はどのタイミングで病院の治療を受けたらいい？
ニキビが気になりだしたらそのニキビの炎症が悪化する前に皮膚科に相談してニキビが再発しない為の対策を聞くのがいいでしょう。
もしすでにニキビ跡になっているのであれば保護者の方と相談して治療をしてもいいとなれば美容皮膚科のカウンセリングを受けるのがおすすめです。
もし同意が得られない場合は、一度カウンセリングだけでも受けてみたい、と保護者に相談してそのあとに治療するかどうかを判断するという形もいいかもしれません。
自分の思い込みだけでは肌トラブルが悪化する場合もあるので、時に皮膚科や美容皮膚科の医師に頼りながら、正しく解決することが大切ですよ。
コメント