抗生物質の即効性は？

ニキビの治療に使用する抗生物質には飲み薬と塗り薬の2つがありますが、一般的にこれくらいで効果が出るといわれています。

これらはあくまで平均的な数値でニキビの状態によっても個人差があるので医師に確認すると良いでしょう。また、抗生物質の即効性は炎症や赤みが改善されることを指すだけであり、ニキビが完全に治ることを意味しません。

ニキビを治療する抗生物質の即効性に影響する要因

一つずつ解説していきます。

黒ニキビや白ニキビなどの初期段階のニキビは、抗生物質による効果が出にくいです。また、重度のニキビは抗生物質だけでは治りにくいです。

飲み薬（内服薬）は炎症を患部に直接塗るわけではないので手軽ですが、副作用や耐性菌のリスクが高いです。塗り薬（外用薬）は炎症を起こしている箇所を治療するのに有効ですが、背中などの手が届きにくい部位には自分で使用するのが難しいかもしれません。

また、量や時間を変えたり他の人と分けたりすると効果が低下したり危険なことがあるのでやめてください。

抗生物質だけでなく毛穴のつまりを取り除く外用薬や保湿剤などを併用することで、即効性を高めることができるでしょう。また、肌環境や生活習慣を整えることも重要です。

抗生物質は炎症のある赤ニキビや黄ニキビには高い効果が期待できますが、炎症を起こしていない白ニキビや黒ニキビはあまり治療の効果が見られないでしょう。

また、長期間使用するとだんだんと効果が薄くなってしまうので、医師から指示されたとおりに使用し、自分の勝手な判断で使用を継続したり中断したりしないようにしてください。