- 耳にできるニキビの原因
- 耳にできたニキビを治す方法
- 実はニキビじゃなくてこんな病気かも!
耳にできるニキビの原因は?
耳にニキビができてしまう
耳にできるニキビは場所によって対応策が異なります。 耳ニキビも顔などにできるニキビとメカニズムは一緒で皮脂過多や、雑菌が繁殖する環境が整ってしまうから。
では、なぜ皮脂過多や雑菌が繁殖してしまうのでしょうか。具体的な理由を深堀していきますね。
シャンプーやトリートメントのすすぎ残し
髪を洗うときにシャンプーをしたりトリートメントを使うと思いますが、その成分をしっかりと流し切れていなくて耳や耳の後ろに残ってしまっている場合があります。
すると、それらの成分が刺激となって耳周りにニキビができてしまうかの正があります。耳にニキビを作らないためにしっかりと洗い流すようにしましょう。
髪をスタイリングする際にワックスやスプレーを使用するという人も多いでしょう。それらの成分も刺激になるので、スタイリングする際にあまり耳などの肌に直接つかないように気をつけたり、ついてしまったら洗うようにしてください。
イヤホンや枕などの雑菌
耳の中にニキビができてしまう人はそのイヤホンがニキビの原因になっている可能性があります。イヤホンは長時間使用することが多くありますが、それによって蒸れやすく。雑菌が繁殖しやすい環境になっています。
毎朝学校やお仕事に行ったり、遠出をするときにイヤホンを使うという人は多いのではないでしょうか?音楽を聴くことができたりYoutubeを見たりと、家でも使用している人もいると思います。
イヤホンが清潔でないと、イヤホンを使うたびに汚れを耳につけていることになるので、使用後はこまめにティッシュなどで軽くふき取るなどして清潔に保つようにしましょう。
また、枕が汚れているのも耳にニキビができてしまう原因になります。普段仰向けで寝ていても寝返りの際に耳が枕につくことは多いので、枕カバーはこまめに洗うようにしてくださいね。枕本体は洗えるものかどうか確認することが大切です。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンのバランスが多くなってしまうと、ニキビの原因である皮脂が過剰に分泌されてしまうので、ニキビができやすくなってしまいます。特に思春期はそうなりやすいです。
女性の場合は生理前に肌荒れしてニキビができてしまったという方も多いのではないでしょうか?実はそれもホルモンバランスが関わっています。
生理前には黄体ホルモン(プロゲステロン)と呼ばれるホルモンが多めに分泌されますが、これは男性ホルモンのアンドロゲンと同じような働きで皮脂を分泌します。
そのため、プロゲステロンが多く分泌されればそのぶん皮脂も多く分泌されてニキビができるというわけです。
- ・睡眠不足
・血行不良
・暴飲暴食や偏食
ストレスもホルモンバランスを乱す要因になります。これらのことに心当たりのある方は改善するようにしましょう。ストレスは適度に発散してくださいね。
耳掃除などの刺激
耳かきで耳に小さな傷を作ってしまうことがニキビにつながる可能性があります。その傷口から雑菌が入ってしまったりアクネ菌がそこで繁殖したりしてニキビができることがあるので注意しましょう。
あまり意識したことはないかもしれませんが、実は耳の中にも皮脂腺は存在するので、皮脂が詰まると他の場所と同様にニキビができます。
シャンプーの洗い残しが詰まってしまう可能性もありのでしっかりと洗うようにしてくださいね。
耳にできたニキビを治すための対策・予防方法にはどんなものがある?
耳のニキビを治すためには清潔にすることと、耳掃除をしすぎないということが大切です。耳のニキビを治すことに限りませんが、やはり生活習慣の改善をすることもニキビを治すのに重要ですね。
それぞれについて詳しく見ていきますね。
耳の中を清潔に保つ
耳のニキビを治すために耳を清潔に保つようにしましょう。耳の周辺は洗い残しがあったり、シャンプーがしっかりとすすぎきれていなかったりすることが多いので気を付けてください。
ごしごしと洗ってしまうと摩擦や刺激で肌を痛めてしまうので、しっかりと泡立ててやさしく洗うようにしましょう。拭くときもこすらないように優しくふき取るようにしてくださいね。
耳をしっかりと洗うことのほかにも普段からつけるイヤホンも清潔するようにしましょう。長時間つけないようにしたり、片方ずつつけるようにすると蒸れにくくなるのでおすすめです。
もしすでにニキビがあるという方は、治るまでイヤホンの使用を控えるようにすると悪化するのを防ぐことができるでしょう。
耳掃除をしすぎない
耳掃除を頻繁にしていると、知らず知らずのうちに耳の中を傷つけてしまっている可能性があります。あまり頻繁に行わないようにしましょう。
耳掃除を頻繁にしないという方も力を入れすぎて傷つけてしまっている場合もあるので気を付けてくださいね。耳がかゆいからといって指を突っ込んでほじってしまうのもあまりよくありません。
綿棒などの柔らかくて肌をあまり傷つけないような素材のものを使用して優しく耳掃除をするのがおすすめです。お風呂上りにすると耳垢も柔らかくなっていて取れやすいです。
耳掃除は月に1回~2回を目安に考えておくと良いでしょう。
生活習慣の改善
生活習慣の改善は耳のニキビに限らず、ニキビを治すために重要です。ニキビを作らないためにはこのようなことに気を付けるようにすると良いでしょう。
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1. 十分な睡眠
2. 栄養バランスのいい食事
3. 適度な運動
生活習慣を改善してニキビの原因をなくしてニキビを作らないようにしていきましょう。
十分な睡眠
肌が受けたダメージを回復したりターンオーバーをするためには十分な睡眠時間の確保が必要です。しっかりと睡眠時間を確保して質のいい睡眠をとるようにしましょう。
ベッドに入る1時間~2時間前に入浴したり、寝る前にスマホやパソコンを使わないなど、質のいい睡眠をとれるように取り組んでいってくださいね。
栄養バランスのいい食事
栄養バランスのいい食事を摂ることはニキビを治すために重要です。ビタミンB群やビタミンC、ビタミンEなど、肌の健康を保つ栄養素や皮脂の分泌をコントロール栄養素をしっかりと摂取するようにしましょう。
お菓子を食べすぎたり外食をしすぎたりしないようにしてくださいね。
適度な運動
適度な運動はニキビができてしまう原因になるストレスを軽減することができます。副交感神経をリラックスさせる効果があり、それがストレスの軽減になるので、手軽にできることからやってみると良いでしょう。
ヨガや読書、入浴、音楽など、できることはいろいろあると思いますが、なにも思い浮かばないという方は何か新しいことを始めるというのもおすすめです。
もしかしたらニキビじゃない可能性も!?
ニキビとともっているものが、実はニキビではないという可能性もあります。似ているものを3つほどご紹介します。
粉瘤(アテローム)
粉瘤(アテローム)は、皮脂腺の出口が詰まり、皮脂が蓄積した結果、できる小さなしこりや腫れです。一般的には皮膚の下にあり、直径数ミリから数センチの大きさを持ちますが痛みは伴いません。
小さな粉瘤や症状のない粉瘤の場合、特別な治療を必要とせず、経過観察することもあります。しかし、大きな粉瘤や美容的な理由での摘出を希望する場合には、手術的な摘出が行われることがあります。
いぼ(尋常性ユウゼイ)
いぼ(尋常性ユウゼイ)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで引き起こされる皮膚の腫れやできものです。
いぼは肌色やや黒色をしており、表面はざらついています。形状は平坦ないぼや突起したいぼがあり、大きさは数ミリから1センチ程度までさまざま。
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・表面はざらっとして硬い突起がある
・肘、顔、指、首など
・色は灰色、黄色、茶色など
・大きさは数ミリ~1センチ程度
・傷つけると出血することもある
・形は円形もしくは不規則なものもある
多くの場合、いぼ自体は痛みを伴いませんが、触ることや自己感染により、他の部位に広がる可能性があるので注意してください。
いぼは紫外線や加齢が原因となっている場合があるので、紫外線から肌を守るようにすると良いでしょう。放置すると広がってしまう可能性もあるので、皮膚科を受診するのがおすすめです。
ほくろ
ほくろは、皮膚にできる小さな増殖物で、通常は濃い色をしています。ほくろは皮膚の色素を作る細胞であるメラノサイトから生じます。
濃い色をしており、平坦な形状や微小な突起を持つことがあります。大きさは数ミリのことが多いでしょう。また、ほくろは体のどの部位にでもできる可能性がありますが、顔、首、手や足の指など露出の多い部位によく見られます。
ほくろは通常は良性の増殖物であり、特に治療が必要な場合はありません。
ただし、ほくろの形や色に変化がある場合や、見た目や機能に問題がある場合は、皮膚科医に相談することをおすすめします。治療法としては、ほくろの除去手術や凍結療法、レーザー治療などがあります。
耳のニキビがなかなか治らない場合は皮膚科の受診がおすすめ!
耳の中や耳の裏などの耳周りにニキビができたらニキビを悪化させないようにして様子を見るようにしましょう。
なかなかニキビが治らない、悪化してしまったという場合は早めに皮膚科を受診するようにしてください。ニキビの治療は保険適用されるので、ニキビ跡になる前に治療するのがおすすめです。
肌をきれいにしたいという場合は美容皮膚科を受診しましょう。お薬も郵送で届けてくれるオンライン診察もあるので、気になる方はこちらを参考にしてみてください。
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