ディフェリンゲル ベピオゲル 違い
ディフェリンゲルとベピオゲルはこのような違いがあります。
-
・有効成分と作用機序の違い
・ニキビの種類や症状に対する効果の違い
しかし、同じところもあります。ディフェリンゲルもアダパレンも「尋常性痤瘡治療ガイドライン 2017」の中で、ニキビに対しての使用を強く推奨されています。
有効成分と作用機序の違い
ディフェリンゲルとベピオゲルはそれぞれ異なる有効成分を含んでいます。ディフェリンゲルの有効成分はアダパレンで、ビタミンA誘導体の一種で、ベピオゲルの有効成分は過酸化ベンゾイルです。
ディフェリンゲルは皮膚細胞の分化を調節して角層を薄くし、毛穴のつまりを取り除きます。一方で、ベピオゲルは角質細胞同士の結合を弱めて角層を剥離させ、毛穴のつまりを取り除きます。
ニキビの種類や症状に対する効果の違い
ニキビには4つの段階があり、白色→黒色→赤色→黄色の順で色が変化し、悪化していきます。ディフェリンゲルとベピオゲルは、これらのニキビの種類や症状に対して異なる効果を示します。
ディフェリンゲル
ディフェリンゲルは白色ニキビや黒色ニキビに対して効果があります。これらのニキビは毛穴が角質で詰まっている状態で、ディフェリンゲルが角層を薄くすることで毛穴の詰まりを皆瀬します。
ベピオゲル
ベピオゲルは全てのニキビに対して効果があります。ベピオゲルも角層を剥離させて毛穴のつまりを取り除くことで白色ニキビや黒色ニキビに働きかけます。
また、過酸化ベンゾイルによる抗菌作用で赤色ニキビや黄色ニキビにも働きかけます。重症のニキビに対しては高濃度の過酸化ベンゾイルが含まれるデュアックゲルが有効です。
ニキビの治療はオンライン診察を活用するのがおすすめ
最近はオンライン診察といわれる、ビデオ通話などで皮膚科・美容皮膚科の先生に診察してもらえるサービスがあります。自宅にいながら診察をしてもらえるので気軽に相談できるでしょう。気になる方はこちらから確認してみてください。