ニキビ なぜ炎症する?
ホルモンバランスの乱れやストレスなどの影響で皮脂の分泌量が増えると、毛穴内に皮脂が過剰に溜まってしまいます。
すると、アクネ菌にとって好条件の環境になります。アクネ菌は増殖し始め、毛穴内で炎症を引き起こして赤ニキビなどの炎症のあるニキビができてしまうというわけです。
ニキビが炎症を起こす細かなメカニズム
アクネ菌が作り出す「酵素リパーゼ」によって皮脂が分解され、「遊離脂肪酸」というものが作られます。この「遊離脂肪酸」が炎症を起こす原因になるのです。
毛穴内にはアクネ菌という常在菌が住んでいますが、アクネ菌は皮脂を栄養源として生きていて、通常は肌に問題を起こしません。繁殖しすぎてしまうことが問題になることを覚えておきましょう。
ニキビに炎症があるときの対処法
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・炎症を抑えるために冷やす
・触らない、刺激を与えない
・医師の診察を受ける
ニキビの炎症を早く治すためにはこのようなことを実践していくと良いでしょう。
炎症を抑えるために冷やす
ニキビが赤く腫れているときは冷たいタオルや保冷剤などで冷やすようにしましょう。
ただし、これはあくまで緩和するだけで根本的な治療にはならないのでしっかりとニキビを治すために生活習慣を見直したり、医師の診察を受けるようにしてください。
触らない、刺激を与えない
ニキビが気になっても絶対に触ったり潰したりしないようにしましょう。潰すことによって細菌が広がったり毛穴が傷ついたりして、炎症がひどくなってしまう可能性があります。
ニキビ跡になってしまうと自力で治すのは難しくなるので刺激を与えないようにしてください。
医師の診察を受ける
ニキビが重度のものだったり長期間治らなかったりする場合は皮膚科医に相談しましょう。医師はニキビのタイプや程度に応じて適切な治療法を提案してくれるので、早くニキビを治すことができます。
ニキビを作らないために自宅でできること
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・洗顔で余分な皮脂や汚れを落とす
・洗顔後は保湿ケアを行う
・食事や睡眠、運動などの生活習慣を見直す
・紫外線対策やメイクの落とし残しに注意
洗顔の際にはしっかりと余分な皮脂を落として清潔にすることが大切です。ただし、ごしごしと洗ってしまうと肌に必要な皮脂まで落としてしまったり、刺激を与えてしまうので注意してください。
ここに書いてあるようなことをしっかりと守ってニキビを予防・改善していくようにしましょう。