ニキビ跡の治し方は?
自宅でのケアだけでは効果が不十分な場合や早く改善したい場合は、皮膚科や美容皮膚科で専門的な治療を受けることがおすすめです。
自宅でのケア方法
ニキビ跡を自宅でケアする方法としては、以下のようなものがあります。
洗顔
刺激の少ないものを選び、優しく泡立てて洗うようにしましょう。洗いすぎやゴシゴシ洗うことは避けてくださいね。
保湿
保湿は、乾燥肌や敏感肌用のものを選び、肌に水分と油分を補給すること。保湿剤には、ニキビ跡に効果的な成分として、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などが含まれているものがおすすめです。
紫外線対策
紫外線対策は日焼け止めを塗るようにしましょう。紫外線は、色素沈着を悪化させたり、コラーゲンやエラスチンの生成を阻害したりするため、ニキビ跡には大敵です。日焼け止めは、SPF50+ PA++++以上のものを選び、こまめに塗り直すことが大切です。
十分な睡眠
ニキビ跡を治すためには十分な睡眠時間を確保することが大切です。睡眠は肌のターンオーバーのために重要な役割を果たしています。
睡眠中に成長ホルモンが分泌されますが、それが肌のターンオーバーのために必要なので、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。
皮膚科・美容皮膚科での治し方
皮膚科や美容皮膚科で行われるニキビ跡の治療法としては、以下のようなものがあります。
レーザー治療
レーザー治療は、レーザー光を肌に当てて色素沈着や凹凸を改善する方法です。レーザー光には様々な種類がありますが、一般的にはフラクショナルレーザーやピコ秒レーザーなどが用いられます。レーザー治療は効果が高い反面、ダウンタイムや副作用がある場合もあります。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、酸性の液体を肌に塗って角質層を剥がす方法です。ケミカルピーリングには様々な種類がありますが、一般的にはグリコール酸やサリチル酸などが用いられます。ケミカルピーリングは効果が比較的早く現れる反面、刺激が強い場合もあります。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸という成分を凹凸の部分に注入してボリュームを出す方法です。ヒアルロン酸は、水分を保持する力が高く、肌に自然なハリや弾力を与えます。ヒアルロン酸注射は効果が即効性がある反面、持続性が低い場合もあります。
ニキビ跡の種類とその原因
ニキビ跡には、色素沈着型、凹凸型、赤み型の3種類があります。
色素沈着型
色素沈着型は、ニキビが治った後に残る茶色や黒色のシミのことで、紫外線や炎症によってメラニン色素が増えることが原因です。
凹凸型
凹凸型は、ニキビが治った後に残るクレーター状やひだ状の凹みのことで、皮膚の真皮層が傷ついてコラーゲンやエラスチンが減少することが原因です。
赤み型
赤み型は、ニキビが治った後に残る赤やピンク色の斑点のことで、毛細血管の拡張や炎症によって血流が増えることが原因です。