ノイロビタン内服薬について

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この記事で分かること
  • ノイロビタンがどんなものか、配合されている成分
  • ノイロビタンの効果
  • ノイロビタンの副作用と対処法
  • ノイロビタンの用法・用量
  • ノイロビタンの入手方法

ノイロビタンってどんなもの?その成分を解説!

薬がどんなものなのかについて解説

ノイロビタンは医療用の複合ビタミン剤で、4種類のビタミンB群が配合されていています。

普段の食生活の中で体に必要な栄養素を十分に摂取できていない場合やビタミン類の欠乏等によって発症する神経痛や筋肉痛、末梢神経炎などの治療の際に処方されているお薬になります。

成分 特徴
オクトチアミン ビタミンB1とチオクト酸(αリポ酸)が結合したもの。肉体疲労や肩こり、眼精疲労などに効果が期待できる。
リボフラビン(ビタミンB2) 糖質やたんぱく質、脂質の代謝などに関与する酸化還元酵素の補酵素として働く。皮膚・髪・爪などの細胞の再生にも関与。
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 健康な皮膚や髪や歯を作る、また成長を促す。ホルモンバランスを整える働きもある。
シアノコバラミン(ビタミンB12) DNAの生成を助ける栄養素で巨赤芽球性貧血の予防に役立つ。眼精疲労の改善や治療にも使用される。

ノイロビタン内服薬の効果は?

ノイロビタンの効果①:肌荒れやにきびの改善

ニキビ肌を改善

ノイロビタンに含まれるビタミンB2とビタミンB6は肌荒れやにきびの改善に効果が期待できる成分です。

ビタミンB2が不足すると皮膚が乾燥したり炎症を起こしたりします。これらの症状は肌荒れやにきびの原因になります。皮脂の分泌を調整するはたらきもあるので、ビタミンB2を積極的に摂取することで皮脂の分泌を適度に抑えることができるでしょう。

また、ビタミンB6はコラーゲンやセラミドを作るために必要な栄養素で女性ホルモンのバランスを整える働きもあるので美肌を目指すために必要な成分になります。

ノイロビタンの効果②:貧血やDNA合成などのサポート

ノイロビタンに含まれるビタミンB12は赤血球の生成やDNAの合成に関与する成分。貧血や手足のしびれなどの症状を改善するだけでなく、細胞分裂や新陳代謝をサポートすることも期待できます。

ノイロビタンの効果③:神経痛や筋肉痛などの改善

筋肉痛

ノイロビタンに含まれるビタミンB1やB6は神経や筋肉の代謝に必要な補酵素として働きます。そのため、ノイロビタンをしようすることでビタミン不足が原因で起こる神経痛や筋肉痛などの症状を改善することが期待できます。

ビタミンB1とチオクト酸が結合したオクトチアミンは、神経伝達物質の合成や神経細胞膜の安定化に効果があるとされています。

ノイロビタン内服薬はどんな人におすすめ?

  • ・食事から十分なビタミンを摂取できない人
    ・肌荒れやにきび、口内炎などがある人
    ・眼精疲労や白内障などの目の症状に悩んでいる人

ノイロビタン内服薬にも副作用が!?

ノイロビタンは有効成分がビタミンであるため、大きな副作用はあまりありません。

しかし、下記のような副作用がみられる場合もあるため、このような症状が出たら医師やクリニックに相談するようにしてくださいね。

  • ・便秘
    ・吐き気、嘔吐
    ・下痢
    ・めまい など

ノイロビタン内服薬の副作用の原因

ノイロビタン内服薬で副作用が起こる原因としてビタミンB群の過剰摂取やビタミンB群のアレルギーなどが考えられます。

ビタミンB群の過剰摂取

ビタミンB群の過剰摂取

ノイロビタン内服薬は1日1〜3錠を経口投与することが推奨されています。しかし、飲み忘れた場合や飲み過ぎた場合などにビタミンB群の過剰摂取により消化器系や神経系の不調を引き起こすことがあります。

ビタミンB群のアレルギー

ビタミンB群のアレルギー

イロビタン内服薬に含まれる4種類の成分(オクトチアミン・リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩・シアノコバラミン)に対してアレルギー反応を示すことがあります。

特にピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)は、他のビタミンB群よりもアレルギー反応を起こしやすいとされています。

副作用の対処法

ノイロビタン内服薬の副作用の対処法

消化器系の不調の場合は水分や食物繊維を多く摂取することで改善することがあります。また、胃腸を休めるために一時的に食事量を減らすことも有効でしょう。

アレルギー反応の場合は速やかに医療機関を受診してください。抗ヒスタミン薬やステロイド薬などの治療が必要になることがあります。

ノイロビタン内服薬の服用の際の注意点

ノイロビタンはビタミン剤ですが、以下に該当する方は服用に注意が必要です。

  • ・妊娠、または授乳中の方
    ・他に薬を服用している方
    ・過去にノイロビタンを服用してかゆみなどの症状が出た方

ノイロビタンでかゆみなどのアレルギー症状が出る場合があるため、もしそのような症状が出た場合には医師や薬剤師に相談するようにしてください。

また、ノイロビタンに含まれるピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)はパーキンソン治療薬のレボドパの作用を弱めるということもあるので、別の医薬品と併用する場合は注意が必要です。

ノイロビタン内服薬の用法・用量は?正しい摂取方法

内服薬の正しい摂取方法

成人の場合、1日1~3錠を服用します。服用量の目安は年齢や改善したい症状によって変化するので、医師の指示に従い、適切な用法・用量を守って服用するようにしましょう。

もし飲み忘れてしまった場合でも、2回分を1度に服用すると副作用が発生してしまう可能性があるのでやめてくださいね。

ノイロビタンは飲み続けないと効果はない?

疑問を持つ人

ノイロビタンは継続して使用しないと十分な効果は得られなくなってしまいます。3カ月程度は継続的に服用するようにしましょう。

ノイロビタンは水溶性ビタミンに含まれます。ビタミンは「脂溶性ビタミン」「水溶性ビタミン」の2種類に分けられますが、ノイロビタンはすべて水溶性ビタミン。

つまり、水に溶けやすく、体内から比較的早く尿として排出されてしまうので、過剰摂取にはなりにくいのが特徴です。

ノイロビタン内服薬の入手方法

ノイロビタンはドラッグストアなどで市販されているわけではなく、医師から処方してもらう必要があります。個人的に買うこともできなくはないですが、安全性の問題もあったりするので医療機関でもらうようにしましょう。

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