顎と口周りのニキビの原因は?
顎と口周りのニキビができる原因はこのようなものがあります。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れて「アンドロゲン」というホルモンや「プロゲステロン」というホルモンが多く分泌されてしまうと、ニキビができやすくなってしまいます。
これらは皮脂を分泌する働きがあるので毛穴が詰まってニキビができてしまうというわけです。
毛穴の詰まりや炎症
顎と口周りは皮脂腺が多く分布している部分です。皮脂は肌を保湿したり、外部からの刺激から守ったりする役割がありますが、過剰に分泌されると毛穴に詰まってしまいます。
毛穴に詰まった皮脂は空気に触れて酸化して黒ずみを形成したり、細菌が繁殖して炎症を起こしたりしてニキビができてしまうのでホルモンバランスを整えるようにしましょう。
食生活や生活習慣の影響
顎と口周りのニキビは食生活や生活習慣にも関係しています。このような食べ物や飲み物はニキビの原因になる可能性があるので控えるようにしましょう。ただし、ストレスをためてしまうのも良くないので減らすくらいで考えておくといいですね。
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・揚げ物やチョコレートなどの油っこいもの
・スパイスやカレーなどの刺激的なもの
・コーヒーやお酒などのカフェインやアルコールを含むもの
ストレスや環境の変化
顎と口周りのニキビはストレスや環境の変化にも強く影響されます。ストレスはホルモンバランスを乱すだけでなく、自律神経や免疫系にも影響を与えて、肌のバリア機能を低下させてしまうことがあるので適度に発散するようにしましょう。
顎と口周りのニキビの予防・対策方法
顎や口周りにできるニキビを予防・改善する方法はこのようなものがあります。日常の中でも気を付けていくことで改善できるので積極的に摂り入れていくようにしましょう。
ホルモンバランスの乱れに対する対策
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・低用量ピル の服用
・大豆製品やチアシードなどのフィトエストロゲンを含む食品の摂取
・ホルモンバランスを整えるサプリメントの摂取
ただし、これらの方法は個人差があり、副作用や相互作用も考慮したりする必要があります。医師や薬剤師に相談してから試すようにしましょう。
毛穴の詰まりや炎症に対する対策
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・毎日丁寧に洗顔する
・皮脂分泌を抑える化粧水や乳液を使う
・定期的に角質ケアをする
毛穴の詰まりや炎症による顎や口周りのニキビは、適切なスキンケアや化粧品選びが重要です。顎や口周りは手や雑菌で汚れやすい部分なので手で触ったり潰したりしないようにしましょう。
また、枕カバーやタオル、マスクなどもこまめに洗う王にしてくださいね。
医療機関での治療はどんなものがある?
皮膚科や美容皮膚科では内服薬や外用薬、レーザーなどの医療機器を用いた治療方法があります。内服薬や外用薬は比較的手軽に治療を受けることができますが、医療機器を用いた治療の場合はどうしてもハードルが高くなってしまいます。
そこで最初は内服薬・外用薬を用いて治療をすると良いでしょう。オンライン診察であれば自宅で気軽に診察を受けられるので忙しい方や皮膚科に行くのが緊張するという方におすすめです。